2008年05月20日

何気ない話

もう入院して1ヶ月以上が経つ。癌治療を続ける父。

4ヶ月前に新しい携帯に買い換えた父は、暇ゆえ電話をいじくり回して、携帯操作の為だけに私を呼ぶ。
丁度3ヶ月経って、お店との約束でセットで契約した@モードを解約し、その直後に緊急入院した父。

2〜3日に1度は電話を掛けてきて「カミソリの歯」もってこい
美味しい食べ物もってこい。色々とわがままな命令する。
腫れた顔も、すっかり元に戻って、一見元気そうに見えた。

父だけは・・・大丈夫。きっと、平気。
自分だけはエンジンブローしないだろう。という勝手な想いに近い。

一昨日あたりから、激しく髪の毛が抜け落ちてきた模様。
父が一番、不安に違いない。

今日も父から2〜3回電話が。
事務業だけではない私、作業中は電話に出られない。
というか気が付かない。
留守番電話には「・・・・・ガチャ」 無言だし・・・ 緊急?何?

病院内ではあまり電話は使えないが、2〜3度掛け直したらようやく父が出た。
何か緊急なのかな?と思いきや・・・
父:「ひげそり持ってきてくれ」

明:「なんでだよ!?そんなん今あるカミソリでいいじゃん。何が違うの?」

父:「頭の毛がな、バサバサ抜けるからな・・・剃っちゃおうと思ってさ。」

明:「病院に月曜日に来る床屋さんに剃ってもらいなよ。
自分でやったら危ないよ。ばい菌入るよ!
ってかさぁ〜、お父さんもメール(@モード)入りなよ!
お父さんだけだよ。私も妹も母も、皆メールできるのに!
時間気にせず連絡出来るじゃん!写真も送れるし」

父:「・・・お父さんな・・・生の声が聞きたいんだ・・・」

明:「面倒臭いな!退院したら、@モード入りなよ!じゃぁね!」

電話を切った後、なんだか急に怖くなった。
急に不安になった・・・

普段は強気で能天気な私だが・・・
目頭が熱くなり・・・ゴーグルを被って夢中でナックルを削った。
皮手袋をし忘れて、素手に当たる火の粉が熱かった。

posted by 3UPオバちゃん at 19:31| 健康・怪我・病気